世知辛い世の中への反逆

日常生活や自分史、持病(精神疾患に関わる事)たまに考察

家出に至った経緯や忘却したい過去 ~その1~

私は家庭環境には恵まれませんでした
そうで無ければ、こんな無謀とも言える選択を行っていません

我慢が遂に爆発して、衝動的に出てしまいました

精神的疾患(不安障害)を持ち合わせていた上、病気になったのは私に責任があるだとか
治らないのは、薬を飲んでいるせいだとか

とにかく、理解される事はありませんでした

現在はDVである事が認められ、住民票の閲覧ができないという所謂、支援措置も認可されております

それぐらいの状況だったのを認識した上で
拝読して頂ければと思います


Xデー、怪しまれる事を防ぐ事から、全ての荷物は持ってこれず

置き場所も決まっていない衝動的なことから
車は置いてけぼりにするしか無かった
(後日、違法に近い行為で、無断で解体されてしまいました)

夜逃げ屋というところも探して、メールしたのですけど
返信されることは無かった

そんな怪しげなサイトに依頼したくなるほど
切羽詰まっていたのです・・・

電話をする勇気は無かったけど

当日の捜索を防ぐ意味で、当日の前々日には
その当時にいた警察にも相談に赴きました

実家の近くに警察署はあったくせに
親の顔見知りが居たらと思うと
あまりにも近いのをあり、会社の近くの警察へと


それも勇気がいる行動でした
足取りは重かった事を記憶しております


ただし、私の話を聞くだけでは
不受理には出来ないけど、所轄の署に情報共有はすると言われました

その足でドン・キホーテに行き、大きめのバックを購入
本当は旅行に使うような物を買いたかったけど、流石にバレただろうから

翌日の日曜日、あんまり覚えてないけど
自動車税を支払いにいった事は覚えている

終わってから、車を閉める前に
もう使うことは無いと思ったから
静かに(今まで本当にありがとうございました)と語り掛けたっけ


この分からず屋の家族については、家出をほのめかした時に
説得とかではなく、怒号の抗議を受けました

そこで全く関係のない精神疾患まで、追求されました
ぶっちゃけると「頭がおかしくなってる!」と

これが家族にすることか?
儚い理想かもしれないけど、それを伝えたら
「どうしたの?」と言うのが、普通の一般的な家族の在り方じゃない?

(まあ、それぐらいの道徳心があったら
過去の失敗を、何時までも貶す事も
束縛する事も、中傷する事も無かったよね)


一番辛かったのは、愛猫との別れ

普段通りに私の布団へ潜ってきた時、測りきれないほどの涙を流しました

どうして、自分が泣いていたのか、分からなかっただろうなぁ
今はどうしてるんだろうか?

まあ、この猫については、バカ親に溺愛されていたから
この事については、心配はしていません

ただ、私は人生でこんなに悲しい事はあるのか?と
思った程でした


その日、当たり前だけど、熟睡は出来ず
翌日に私はこの家を出るんだ!と実感していくばかり

この居場所が感じられないところで
いつものように朝ごはんを食べて、歯磨きして顔を洗って

普段と異なるのは、いつもより大きめの荷物を抱えているのと、早めのバス、そして行先

貴重品はカバンに持ち込んで

家を出る時はバレないか?とドキドキしました
連れ戻されたら、何をされるか分からなかったから


この地元では、乗るのが最後となるであろうバスが来た時、
私は飛び乗りました

下車するのは勤めていた職場手前の停留所ではなく、駅の目の前

後は切符を買って新幹線に乗車して、職場に連絡するだけ
(上司に家庭環境の悪化、今までにされてきた事は
話して参りました)


尚、事件に巻き込まれたとかではなく、自分の意思で家出を証明する為に
前日に支払った自動車税の領収書と共に書置きは残してきました


とにかく、あのときは
早く居心地の悪い場所から抜け出したかった


次回→https://mukouno-sakura.hatenadiary.com/entry/2020/10/18/205255